女性経営者・女性フリーランスのオンラインコミュニティ「ホクレア」は、クルーメンバーをTwitterスペースに迎えて、仕事のこと、働き方のことをお聞きするイベントを定期開催しています。


今回は、知育レクリエーションインストラクターのRanさんにご登場いただきました!
知育教材を自ら開発・販売し、SNS等で知育を広める事業を営み、プライベートでは7歳と3歳と1歳のお子さんがいるワーキングマザーでもあるRanさん。会社員時代はマーケティング会社でデータ分析の仕事をしていたそうです。
フリーランスになったきっかけや3児の子育てとの両立、息抜き方法などを伺いました。
(聞き手:コミュニティマネージャー Yurikaさん)


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Ranさん
知育レクリエーションインストラクター/知育教材クリエイター

長男が保育園でシール貼りをしているのを見て知育に興味を持ち、独学で知育を学ぶ。その後、「知育レクリエーションインストラクター」認定を受け、本格活動開始。現在は3児をワンオペ多めで育てながら、忙しいママさんのためのがんばらない知育『ゆる知育』を広めるべく活動中。

公式オンラインショップ:R's kids web store 


「もっとこうしたら良いかもしれない」が知育事業立ち上げのきっかけに


――Ranさんは前職ではどんなことをされていたのですか?フリーランスになったきっかけはなんだったのでしょうか?

マーケティングの会社で、データ分析が主な業務でした。ずっと数字に向き合って、集計して、分析して、報告書を使って、報告する、の繰り返しです。

独立のきかっけは妊活です。当時の仕事は、「このままじゃ妊娠できないな」というほどの激務だったので、一旦退職することにしました。その数ヶ月後に妊娠したので、やはり仕事のせいだったのでしょうね(笑)。

その後、長男を出産して開業届を出しました。

――マーケティングと知育ってつながりがなさそうですが、知育カテゴリーに進んだのはなぜですか?最初から知育玩具を作ろうと思っていたのでしょうか?

独立した当初は、前職での経験をいかしてマーケティングの仕事を請け負っていました。そんなある日、長男が通う保育園で、子どもたちが知育玩具を使って遊んでいるのを見て、知育にすごく興味が湧いたんです。そこから本を買って学び始めました。

――独学で学ばれたのですね!

そうなんです。そして、保育園で使用されていた教材で、「もっとこうした方がいいのでは?」と思うところがあったので、自分で作ってみたら思いがけず息子の反応が良くて。「これはもしかしたら売れるかもしれない」と思い、売り物にできるよう改良して販売し始めました。

今メインで販売しているのがその商品で、1.5センチぐらいの丸いシールを丸い枠に貼るという単純なものなのですが、それが子どもにとっては指先の運動になったり、何色のシールを貼るか考えることによって色彩感覚が養われたりとか、いろんなことがシール貼り一つで得られるんです。

知育玩具っていうと特別な積み木とか、とても高価なおもちゃみたいなイメージがあると思うのですが、シールを貼る作業だけでも知育になるんです。

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――知育って思っているよりも手軽なものなのですね。親がずっと見てないといけないような小難しい遊びを想像していました。

そこがまさに伝えていきたいところです。知育というとハードルが高いと思われがちなのですが、実は私たちが子どものときにやっていたようなことが、今は知育と呼ばれていて、子どもの発達に良いとされているのです。

シール貼り以外に、パズル、絵合わせのような想像力を膨らますもの、鉛筆の使い方を学ぼうといった、知育ドリル風なものも自分で制作して販売しています。

――作ったものをお子さんで試したりしていますか?

新作を販売する前には、必ず子どもたちに試してもらって改良しています。

例えば、シール貼りだったら、私が猫のモチーフとして作成したものが猫だとうまく伝わらなかったり、食いつきが良くなかったりすると、もう少し工夫して興味を持ってもらえるように改善しています。百マス計算も、「もっと見やすくして」と言いわれたり、完成するまでにかかった時間をかける枠を作ったらどうかなど、試してみるといろいろと気づくことがあるので、その都度改良しています。

長男を基準に、私の作品商品ができていくっていう感じです。

――お子さんは、Ranさんがそういうことでお仕事しているという認識はあるのでしょうか?

長男はもう認識していますが、真ん中と下の子はまだ認識していないです。ママのところに行くとシールとプリントがたくさんある、としか思ってないようです。図らずも、自ら楽しんで知育に取り組んでいるのですが、百マス計算は人気ないですね(笑)。

3人育児がモチベーションと事業のヒントに


――3人のお子さんの育児と仕事を両立するの、大変ですよね。1日どのぐらい仕事していますか?オンオフの切り替えはできていますか?

平日だと9時から4時半までが仕事の時間です。4時半からは子どもたちをお迎えに行って夕飯の支度、お風呂に入れて、歯を磨いて寝かしつけて…という感じで22時ぐらいまで家事育児をしています。もう少し作業したいなという時は、その後に仕事することもあります。

家で仕事をしていると、パソコンさえ開けば仕事ができる環境なので、切り離しが難しいのですが、「もう今日は仕事しない!」というときはビールを飲みます(笑)。ビールとハイボール、レモンサワーなど炭酸が好きです。

一般的に、仕事の時間がオンで休みの日がオフなのでしょうが、私の場合、平日の仕事の時間がオフという感覚ですね。週末は子どもが3人とも家にいるのでずっと慌ただしく、月曜日が待ち遠しいときもあります。

――Ranさんはいつも前向きにお仕事を進めている印象があって、すごく刺激を受けているんですけど、モチベーションってどこから湧いてきてるんですか。

フリーランスの収入は自分の頑張り次第なので、稼ぐぞっていうのを常に念頭に置いているのはもちろんですが、知育の仕事が自分の子どもたちの成長にも繋がるというところが一番のモチベーションになっています。事業自体が直接的に子どもたちのためにもなっているので、一石二鳥というか、すごくいい働き方しているなと感じています。

逆に、子どもたちの成長から事業のヒントになる発見もたくさんもらっています。
新作のお試しもそうですが、最近では、2歳になったばかりの末っ子の成長が上の2人と比べてすごく早くて、兄や姉と対等に喧嘩したりしているのを見ながら、教材を作るときの対象年齢を再考したほうがいいんじゃないかと考えています。

――ちなみに知育玩具って何歳ぐらいまで使えますか?

知育自体は小学生向けのものもあるのですが、私が販売しているのは、1歳から6歳ぐらいまでの未就学児を対象にしているものです。子どもたちの成長とともに、制作する教材もどんどん変わっていくのかなあと思うので、次はどんなものを作ろうかなというのは常に考えています。

ホクレアに入って見えてきた具体的な目標


――Ranさんは、ホクレア内で一番活動率が高い「ignite!」というグループを立ち上げたり、イベントを企画したりと積極的に活動していただいているのですが、毎週参加となると忙しくなりませんか?
※「ignite!」とは、新規事業や新規案件を形にするために、「今アクション起こしている人が活発に発言する」本気度高めのグループです。毎週月曜日の定例報告会と、週1回のブログ投稿で1週間の振り返りと次週に向けての宣言を実施中。

ホクレアの活動については、忙しいとかまったく考えたことがないですね。フリーランスだと、何をするにも一人で、下手したら仕事中、誰とも話さない日もあるので、週1回のignite!の定例で他のクルーメンバーと話す機会が大切な時間になっています。

毎朝、パソコン立ち上げたら、仕事始める前にホクレアをチェックしてるんですよ。会社員時代の、会社に着いたらまずはメールチェックみたいな感じで(笑)。

――そう言っていただけるとすごく嬉しいです!他に、ホクレアに入ってこれがよかったことはありますか?

この間の商標登録についてのトークイベント は、少人数で近い距離でお話を聞けたので、個人的な質問もたくさんできてとても役に立ちました。

あとは、いろんな職種のメンバーが揃っているので、それぞれが投稿するブログが、知らない仕事の話、例えばPRだったり、デザインのことだったり、自分が今まで関わったことのないカテゴリーの話なので新しい発見になっています。

――今後、新たに挑戦したいこととか、将来の夢などありますか?

働くママでもできる“ゆる知育”を進めたくて、興味のあるママを集めてコミュニティを作りたいと思っています。あと学習教材のサブスクサイトを早めに軌道に乗せて、会社を立ち上げる予定です。

実は、小さいときから社長になりたいって思っていたんですよ。最初はフリーランスとしてやっていましたが、ホクレアに入ってメンバーの話やトークイベントに参加して、いろいろとわかってきたので、じゃあ売上がこのぐらいまでいったら会社を立ち上げようっていう目標を最近決めたところです。

今は完全にto Cをメインにしているので、法人化したら事業拡大も含めてto Bの事業を始めたいと思っています。まだ具体的に決まってはいないのですが、販売している教材に広告を掲載できればいいなというアイディアはあります。知育に興味のある親御さんが見るものなので、ターケティングがしやすく、広告として使えるのではないかと。1-2年くらいで形にできるように、スピードアップしたいなと思っています。


Ranさん、ありがとうございました!

ホクレアでは、グループ活動というものがあり、自分の興味や関心に合ったグループに入って、仲間を見つけたり、情報を仕入れたりということが自由にできます。Ranさんのように自分が進めたい分野のグループを新しく立ち上げたいというご要望もウェルカムです!

インタビューで出てきたトークイベントは、女性経営者、起業家、フリーランスの皆さんの学びとなるような方をお招きして、月に一回開催しています。コミュニティー外の方も参加可能なときもありますので、興味がある方はpeatixのサイトでチェックしてくださいね。
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