女性経営者・女性フリーランスのオンラインコミュニティ「ホクレア」は、クルーメンバーをTwitterスペースに迎えて、仕事のこと、働き方のことをお聞きするイベントを定期開催しています。



7回目のゲストは、ベンチャーやNPOの人事支援・個人のキャリア支援等をしているオフィス・アペゼ代表のYuさんが登場。「ひと」と「組織」のあれこれを支援する仕事につかれたきっかけなどについてお伺いしました。
(聞き手:コミュニティマネージャー Yurikaさん)



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Yuさん
オフィス・アペゼ    代表/フリーランス人事
2020年よりフリーランスとしてさまざまな業界・領域のベンチャー企業・NPOの「ひと」や「組織」にまつわるサポート、個人向けのキャリア支援などに従事。
オフィス・アペゼ公式サイト 

「意義ある仕事なのか」。就職後に感じた違和感

――Yuさんは、現在、フリーランスとして人事支援・個人のキャリア支援をされていますが、これまではどのようなキャリアを積んでこられたのですか?

学生時代は国際協力に興味がありました。高校でフランス語を学んでいたので、いつかフランス語圏のアフリカの国で支援活動に関わることが夢だったんです。それで、大学4年生の夏のフランス交換留学のあとに、西アフリカのトーゴで2ヶ月間のインターンシップ生活を送ったのですが、実際に現地に行ってみると、想像していた国際協力のイメージと異なっていたんです。

そこで暮らしている人は皆、人生で大事にしたいことがはっきりしていて、精神的にとても豊かに生きているように私には見えました。確かに、国連がいう「1日1ドル以下で生活をしている人々は貧困層である」という基準で見れば、実際トーゴでの生活はそれに当てはまるのですが、だからといって貧しいかというと、個人的には全然そうは思えませんでした。私が支援できることなどなく、ただの奢りなのではないか…とふと自分のそれまでの思いに迷いが生じてしまったんです。

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トーゴでのインターンシップに参加したときの写真
そんな経緯で、大学時代ずっと目指していたものが就職活動を目前にしてなくなってしまって。その後、とりあえず就職活動をしてメガバンクに就職し、法人営業を担当することになったのですが、今思うと、そもそも意気込みや強い志望動機に欠けていました。「営業成績をあげよう!」「出世しよう!」など、周囲の人たちはさまざまなモチベーションをもっていましたが、わたしにはそれがありませんでした。「なぜ自分はこの仕事をするのか」、という、自分なりの仕事の意義がどうしても見いだせないことに、悩みました。​​結局、自分は仕事を通じて何がしたいのか、考えた末に出した答えは、トーゴにいたときにその大切さを感じた「人の精神的な豊かさ」「心の健康」に関わる仕事がしたい、ということでした。留学・進学、転職など、さまざまな道を模索する中で出会ったNPOに転職することを決めました。

そこは、キズキ(現、株式会社キズキ)という不登校や引きこもりなど精神的に苦しい思いをされている若者向けに学習支援や就労支援を行うNPO法人でした。

塾の経営が主な事業だったので、その塾の運営業務や、学習支援の現場に入るなど、当時はまだ規模が小さかったこともあり、様々な業務を担当していました。しばらくして人事がメイン業務になり、最終的には人事を中心とした管理部門全般のマネージャーという形で働いていました。

働くことの意義を感じられる仕事を求めて

――今フリーランスでされているお仕事の土台はこの2社目のNPOで培われたのですね。人事に魅力を感じたところはどこですか?

必要にかられて担当したという経緯ではあったのですが、実際に始めてみたら、とても興味深く、意義を感じる場面が多くありました。

具体的には、離職率を下げるために、“職場環境をいかに働きやすいものに変えるか”というテーマでさまざまな取り組みを行っていたのですが、1、2年ほど経ったあたりで成果が出てきました。「長く勤めたい」とか「辞めるつもりだったけどやっぱり続ける」と言われたり、「やりがいを感じます!」と言ってくれるスタッフが増えてきたときに、自分が取り組んできたことの意味を感じました。社会人になって初めて、働くことの面白みを実感できたような気がしました。

渦中にいるときは、やりがいを噛み締める余裕はなく、ただただ必死だったのですが、意義を感じていたからこそ必死になれたのだとも思います。

――銀行からNPO法人に転職というと、社会一般的にはキャリアダウンとして受け取られることもあるかと思うのですが、葛藤はなかったんですか。

葛藤はなかったですね。条件的にはダウンしましたが、私にとっては、意義を感じながら働くとことが一番大事なことでした。とにかく、そこだけは譲らずに必死で転職活動をしていました。

――働く面白さや意義を感じられる職場を去る決断をしたのはなぜですか?

そのNPOも仕事もとても好きだったのですが、3年ほど経ち、もう少し仕事の幅を広げようとしたときに、今の自分にできることは限りがあると痛感することや、組織の人事をやる上で会社経営の目線が必要だと感じることが多くなってきました。

そこで会社の経営についても知見や経験を持つために、すごく単純なアイデアですが、経営コンサルに転職しようと思ったという流れです。

――銀行の営業、NPO法人の人事、経営コンサルティング会社のコンサルタントと、独立されるまでに、いろんな職業に就かれているのですね。

そうなんです。バラバラな印象を受けるかもなのですが、自分の中では線で繋がっているんですよ(笑)。

そのコンサルティング会社には1年ちょっと勤めました。当初3年は続けたいと思っていたのですが、不本意なことに、体調を崩し、退職までの3ヶ月を休職して過ごしました。仕事の忙しさと、自分のスキルが追いつかない焦りが負担となって、精神的に厳しい状況にいました。

休職中は復職しようかと悩んだのですが、よく考えるとやはり人事に戻りたいという結論に至りました。復職して働き続けるのも、経営の知識やスキルを身につけるための一つの道ですが、目標を叶えるための準備期間にいる状態ですよね。準備のために辛い思いしながら時間を使うよりも、目的にそのまま飛び込むのもありだと思い、フリーランスになりました。その方が心穏やかに働けるだろうという期待もあったんです。

個人の幸せにつながる働き方

――そのときは事業会社で人事をするという道はなかったのですか?

思い浮かびはしたのですが、人事の仕事をフリーランスという社外の立場で行ったらどうなんだろうと興味がありました。

一般的に、企業の人事が目指すのは、社員のパフォーマンスをあげて売上をあげることですよね。でも、そういう発想ではない人事はできないかと、当時よく考えていました。会社の業績やパフォーマンスもアップするし、スタッフ個人もやりがいを感じられるような、双方とも幸せになれる関係を築く道を人事として模索してみたいと思いました。組織の経営を実現することも大事なミッションとして持ちながら、社員個人の幸せにもフォーカスすることを、違う視点を持つ外部の人間としてなら叶えられるのではないかと考えたんです。

――そこから、今のスタイル、組織に対しての人事の支援と、個人の方へのキャリアサポートやキャリアコーチングの2軸で活動されていることにつながるのでしょうか。両方の立場を踏まえた上で、どちらにも価値を提供したいというか…。

そうですね。企業向けか個人向け、どちらかだけのサービスだと偏ってくる感覚があるので、両方の視点を持っておきたいです。

価値があるかどうかはクライアントが決めることなので、私にとって大事なことは、恥ずかしくない仕事をしているか、意義を感じながらやっているのかというところです。

――今のお仕事でやってみたいことはありますか。

いろいろあるのですが、先ほどお話しした個人と組織の幸せの両立を、今関わっている企業と実現できればと思っています。担当者と話し合いながら一緒に実例を作っていきたいです。

中長期的に目指したい姿は、人間回復というとざっくりしていますが、働くことでより個人が人間らしくなる人事のあり方を見いだして、広く提言もしてみたい、と思っています。
働くことはもちろん自分の生活のためではあるのですが、一方で人の役に立ったり、仕事を通して社会と繋がることは人として幸せを感じるポイントの一つだと思うので、働くことでもっと楽しい人生を送れる人が増えたらすごく良いなと思います。

ホクレア乗船のきっかけ

――Yuさんはホクレアに乗船されて2ヶ月くらいですね。乗船したきっかけを教えてください。

フリーランスや起業家のように、組織に属さず仕事をする方との繋がりを持ちたかったのが一番の動機です。今年の5月に出産したので、仕事をしながら育児やそのほかのことを同時に行っているのですが、困ったり迷ったりすることがよくあるんです。なので、個人で仕事をしているママたちはどのようにバランスを取って生活しているのかを知りたかったのも大きな理由です。

乗船してから、お子さんのいるクルーメンバーに1日のスケジュールを質問してみたところ、皆いろいろと工夫して時間のやりくりをされていて、子育ての考え方も多様だとわかり、とてもためになりました。やはり、子育てにこうあるべきという考えは辛くなるだけですね。自分にとっての子育ての正解を考える良いきっかけになりました。

――そうですね!ホクレアはお子さんが小さいクルーメンバーも結構いますしね。活用してください!そのほかにホクレアでやってみたいことはありますか?

実際に生活の中で実践してみて良かったことを共有することにも興味があります。
あとは、もう少し落ち着いてきたら「ignite! ※」にも参加したいのと、コミュニティー内通貨マヒナを使ってスキルシェアもしたいです。
※「ignite!」とは、新規事業や新規案件を形にするために、「今アクション起こしている人が活発に発言する」本気度高めのグループです。毎週月曜日の定例報告会と、週1回のブログ投稿で1週間の振り返りと次週に向けての宣言を実施中。

――マヒナは、仕事に関するスキルのシェアもいいですが、趣味でも大丈夫ですよ!この前は、「ディズニーランド満喫プラン」も出してるクルーメンバーもいました。いろいろな用途で楽しんでくださいね。



Yuさん、ありがとうございます!
言葉を選びながら話してくれる姿が印象的でした。
何度も出てきた「意義を感じられるか」という言葉に、忘れていた大切な想いが蘇ってきたり、働くということを改めて考え直した方もいらっしゃったのではないでしょうか?家族やプライベートだけでなく、仕事も人生の一部。意義を感じて働けるのが理想的ですね。

ホクレアでは、「ignite! 」のようにクルーメンバーが立ち上げたグループがあり、それに興味があるメンバーが参加して活発に活動をしています。新たなグループを提案することもできるので、自分と同じ興味を持つメンバーを見つけることも可能ですよ!

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