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第8回は、趣味や興味の幅が広い、バックオフィススペシャリストのMeiさんに、日本中を移動しながら築いたキャリアのことや法人設立について伺いました。
(聞き手:コミュニティマネージャー Yurikaさん)

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Meiさん
バックオフィススペシャリスト
会社員やフリーランスなど様々な働き方を模索中
基本はどこでも生きていけるための自立した人生を目指してます。


――これまでのキャリアについて教えてください。

元々英語が好きだったので、ずっと英語に関わる仕事をしています。大学生のときにイギリスに留学をして、卒業後は英会話スクールのマネージャーとして働いていました。30代に入る前に沖縄の米軍基地内の仕事に転職して沖縄に移り住み、そこでは設計事務所内の国際部(米軍施設改修設計業務)のプロジェクトコーディネーターを6年ほど経験しました。週末はダイビングをしたり、友だちと集まってビーチパーティをしたり、のんびりした時間を過ごしました。40代になってから、今度は神戸に引っ越し、派遣社員をしたり、NPOに勤めながらバックオフィス業務に従事しました。40代半ばぐらいから会社員をする傍ら家業を手伝うかたちでバックオフィス業務の複業も始め、コロナ中かコロナが終わったぐらいに独立し、会社を設立しました。

――なるほど、ずっと英語を使う仕事をされていたのですね。

そうですね、15年ぐらいは英語を使う仕事をしていました。
神戸に引っ越してからは、外国人と一緒に働くという環境に変わりはなかったのですが、バックオフィスがメインになったので、業務上英語が必要な場面はなくなりました。

――バックオフィスのお仕事は自分で探されたのですか?

自分から探したというより、父が経営している会社からの依頼だったので、「手伝って」という話から始まった感じです。
ほかも、誰かから「バックオフィスできる人探しているんだけど」と言われたときにタイミングがあってお受けするというパターンが多いですね。

――自分から探しに行かなくても声がかかるって素晴らしいですね。
Meiさんが提供しているバックオフィス業務について、もう少し詳しくお聞きしたいのですが、今のクライアントさんはどんな企業が多いとか、業界に特色や傾向はありますか? クライアントさんは中小企業から大企業まで多様ですが、今メインで従事しているのは病院です。業務的には労務、経理、総務などバックオフィスはなんでもやっています。クライアントのニーズに合わせてサービスを提供しているイメージですね。

自分の生き方は自分が決める

――バックオフィス業務をしながら法人設立される流れになったと思うのですが、きっかけを教えてください。

ちょうど50歳になった年に新型コロナウィルスのパンデミックが始まり、悲観的にはならなかったのですが「やりたいことはできるときにやっとかなきゃ」と改めて実感したのがきっかけです。今までは来るもの拒まずという感じで仕事を受けてきたのですが、自分の時間とか生き方を自分で決めていきたかった、決定権を持ちたかったという想いがありました。そんな経緯で、50代は自分が大事にしたいことをやると、勢いで会社を設立しました。思いついたのは2022年の頭で、5月に着手して、6月には京都に事務所を構えるというスピード起業でしたね。笑

――すごいスピード感ですね!法人設立の手続きはひとりで進めたのですか?誰かに手伝ってもらいましたか?

申し込みなどは自分でやるのですが、細かい手続きや書類関係は全部、司法書士さんにお願いしました。

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京都にあるMeiさんのオフィス
――なるほど。具体的な事業内容はもう構想段階に進んでいるのでしょうか。


事業の構想は練っている最中です。まずはバックオフィスの受託を基本に回していこうかと考えています。いずれは英語能力を活かして、海外拠点を作って……ということも頭にありますね。

――へー、海外拠点ですか。いいですね!ヨーロッパとかアジアとか地域は決まっているんですか?

距離的にも近いし、時差も少ないし、ということで、アジア圏を狙っています!

――私もアジア圏でノマドしてますし、今年はホクレアのクルーメンバーで海外ワーケーションも実現できるといいですよね。昨年10月に開催した「ホクレアの1周年記念イベント」で宣言されていた「一年で100人の人に会う!」という目標も着々とこなされているとか。

はい、もう今、50人位まできました。人との出会いってすごく楽しいですね。営業活動にもなるし、いろんなタイプの方と会うのですごく刺激を受けています。

――その100人ってどういう繋がりで会っているのですか?友だちのつてとかですか?

コミュニティというか、イベントや集まりに顔を出して、ネットワークを広げるという手もありますし、今までの友人関係からもう少し広げていく方法もあります。

――Meiさんのフットワークの軽さはいつも素敵だなと思っています。ホクレアの1周年イベントでも東京まで来てくださいましたし。そうですね。行きたいか行きたくないかというところを大切にして行動しています。ちなみに、ホクレアの1周年イベントは、見知ったクルーメンバーだけでなく、ゲストも何人かいらっしゃっていたので、さらに輪が広がった感じがしました。集まった人みんなが良くて、すごく楽しかったです!

ホクレアのクルーメンバーでやりたいこと

――またオフラインイベント企画したいですね!
イベント以外でも、ホクレアでやってみたいことがありましたら、ぜひ教えてください。

やはり、ホクレアのクルーメンバーって、それぞれが違ったスキルや知識を持っているので、そういう強みを活かして事業やプロジェクトができるんじゃないかと妄想しています。
フリーランスやひとり会社だとどうしても、クライアントだったりプロジェクトの規模が限られることもあると思うのですが、自分のできないところをその技術を持っているクルーメンバーに繋げることができれば、もっと大きな仕事ができるのではないかというイメージです。

――クライアント側から見ても、仕事の幅が広がるということで付加価値になるかもしれないですね。


Meiさん、ありがとうございました!
大好きな英語は軸としてブレずに持ちつつも、バックオフィスの様々なキャリアを積んできた柔軟性が素敵だなと感じました。転職しながら住む土地も変えるとは、羨ましい働き方ですね!

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