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人材派遣会社の営業から、IT留学を経てフリーランスのフロントエンジニアになったミホコさんに、現在の仕事内容から、IT留学ではどんな生活を送っていたのか、フリーランスエンジニアに向いているタイプは?などたっぷり伺いました。

(聞き手:コミュニティマネージャー Yurikaさん)


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ミホコさん
フリーランスのフロントエンジニア。新卒で人材営業を経験後、IT留学を経てエンジニアとして独立。UIまわりを強みにデザインエンジニアとして様々な受託開発に参画。
夫とコザクラインコと二人一羽暮らし。星占い好き・健康オタク。

営業職からエンジニアへ。転身のきっかけとは

――ミホコさんは人材系企業の営業からエンジニアと、大胆なキャリアチェンジをされていますね。今までのお仕事について教えていただけますか?

はい。大学卒業後は、人材派遣の会社で外勤営業を担当していました。

派遣スタッフを企業に紹介するのがメイン業務でした。具体的には、企業が必要な人材をヒアリングし受注、登録スタッフの中から条件に合う方をマッチングし、その企業との面談に付き添い、その方が採用されたら入社日に同伴。3ヶ月ごとの更新時には企業とスタッフ双方の話を聞いて合意をとる、という一連の流れをこなしていました。

担当も一社ではないので、毎日すごい数の人と会っていた気がします。多いときは一日4、5人のスタッフさんの企業面談に付き添っていました。

朝8時前に出社して夜9時ぐらいまで働く日もよくありました。外勤から戻ったあとに事務処理をしたり、担当しているスタッフからの連絡を受けたり。スタッフも業務が終わってから連絡してくるので定時後の時間帯になってしまうのですよね。

そんな生活を送るなかで、多くの企業やいろいろな職種のスタッフと出会ううちに、「自分には手に職があるわけじゃないし、何ができるのだろう?」と不安を感じるようになったんです。その後、結局ハードワークで体調を壊し、退職することになるのですが、「手に職をつけるにはなにがよいんだろう」という視点で考え、退職後はキャリアチェンジをするために半年ほどIT留学をしました。

――なるほど。そういうきっかけだったんですね。エンジニアになろうと行った先がどうしてセブ島だったのですか?

実は、セブ島もエンジニアも最初から目指していたわけではないんです。キャリアについて悩んでいた時期に、たまたま、IT留学専門エージェントの広告をFacebookで目にして、「独立」とか「フリーランス」とか「自由に生きよう!」といったキャッチフレーズに心惹かれました。

話だけでも一度聞いてみようと連絡してみたのですが、当時はまだ入社1年目で、2年半は頑張って続けようと思っていたこともあり、検討しますと一旦切り上げたのですが、その後、2年半を待たずに体調を崩してしまって。休職して会社に戻って働き続けるより、もう退職して留学した方が良いなと思い、予定より早めでしたがIT留学を決めました。

その留学プログラムには、エンジニア・デザイナー・ビジネス(起業)のカリキュラムがあって、どれを目指すのかも決めていなかったのですが「今が良いタイミングだ!」と勢いで出発しました。

――勢いで!みほこさんの落ち着いた雰囲気から想像できないです。
実際行ってみてどうでしたか?半年の留学期間でエンジニアのスキルは身につくものなのですか?


半年もあれば身につくと思います。その学校のプログラムが、座学を受けながら、実際に案件を取って進めていくというもので、実践経験を積みながら生きたスキルを学ぶ方法だったので成長が早かったのだと思います。

あとは、留学中は、朝8時から夕方3時4時くらいまで、英語・プログラミング・デザイン・ビジネスの授業を勉強していました。コンドミニアムのようなところで他の留学生と共同生活をしていて、授業もそこに先生が来て行うので、ほぼ缶詰状態でしたね。授業が終わったら自由時間ですが、皆自分がやりたいことに向けて勉強していました。そんな感じで半年間集中できたので、それも良かったと思っています。

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英語の先生と
デザイナーを目指すかも迷ったのですが、やはりプログラムを書いている方が楽しいと感じ、エンジニアを目指すことにしました。デザイナーは、0から1を作り上げる仕事が多いと思うのですが、私はそれが苦手で。「こういうものを作ってください」と決まっていて、それを目指して無心で組み立てていけるエンジニアの仕事は自分に合っていると感じています。

――今までと全く違う職業で、しかもフリーランスになることに不安はありませんでしたか?

正直とても不安でした。でも在学中に、帰国後の就職先を探したりもしたのですが、どの求人情報見てもあまりワクワクしなかったんです。自由に生きるために、お金も時間もかけてプログラミングを学んだのだからと思い、転職ではなく、思い切ってフリーランスの道を選びました。

制作会社などで経験を積んでフリーランスになるという流れが一般的だと思うのですが、そのステップをすっ飛ばしてフリーランスになってしまったので、「わたしの技術で大丈夫?」とずっと自問していましたね。

――フロントエンジニアの仕事内容があまりイメージできないので詳しく教えていただけますか? これまでどのような案件に携わってこられたのですか?

最初の頃は、CSSやHTMLなどを使ってWebサイトをコーディングするフロントエンドの仕事で、単発の小さな案件を受注するところからキャリアをスタートしました。そのあと、徐々にWebアプリのシステム開発部分に長期でアサインされるようになり、仕事の難易度を上げてきたというイメージです。システム開発はものすごく頭を使うので、マークアップの仕事に戻ってWebサイトのコーディングをしたりするのがよい息抜きになっています。今年6年目で、今では受託開発を主として、いろいろなプロジェクトに参画させていただいています。

一般的に、スクールでシステムを学んだエンジニアだと、マークアップで使う言語などは触れずにバックエンドからキャリアを始めて、そのままプログラム開発技術を深めていく方が多いので、私のキャリアは少し珍しいかと思います。

――バックとフロント、両方できるのは強みですね。フリーランスになってよかったと思うことはありますか?

会社勤務のエンジニアの経験がないので比較はできないのですが、クライアントによって業界が異なったり、様々なタイプのプロジェクトや人に関わったりすることができるので、幅広い技術に出会う機会が多いのではないかなと感じています。ひとつのことに偏ることがない分、学びが大きいと思っています。

仕事がない期間はスキルアップに充てる

――経験の幅は格段に広がるでしょうね。フリーランスになった頃は仕事が取れなかったなど、そんなことはありましたか?

もちろんありました。でも、そういう期間は、技術の勉強ができるのでそこまで焦りは感じていませんでした。プロジェクトでは実践を通した学びがあるのですが、何もないときは、自分でイメージしたものを組み立てながら、まだ知らない技術を詰め込むキャッチアップ期間として有効に使っています。今では逆にこういう期間がないと不安になってしまうので、胸を張って「この技術も使えます」と言えるよう学びの時間も意識して作りたいと思っています。

そうやって、勉強と仕事を並行して行いながら過ごし、2年目に差し掛かった頃には安定して仕事を受注できるようになりました。

――働きながらも技術を学び続けてスキルアップするって理想的な働き方ですね!今後どんなお仕事をしたいですか?

今まで企業のシステムを作ることが多かったので、個人向けの身近なサービス開発プロジェクトに入って、それに集中できたらと思っています。そのサービスが人と人を繋ぐコミュニティサービスの開発だったりするとさらに嬉しいですね。

――これからフリーランスのエンジニアを目指す方に伝えたいおすすめポイントはありますか?

新しいことが好きな人にはオススメできる職業です。同じ技術がずっと用いられ続けることが全くないというか、ものすごいスピードで技術が入れ替わっているので、それについていきたい、もしくはついていけるという人はすごく向いていると思いますね。

IT留学もいいのですが、日本でも充分技術は身につけられます。自分で行っといてなんですが、わざわざ留学する必要はないかなって思います(笑)。

モクモク仕事が好きでもやっぱりコミュニケーションは必要


――少し話題を変えて、ミホコさんがホクレアに入ったきっかけを教えてください。

案件に追われて人とのコミュニケーションを欲していた時期があって、フリーランスのコミュニティを探していました。そんなとき、WorkShipというサイトのブログで紹介されていたのをみて興味を持ったんです。

プロジェクトメンバーとコミュニケーションを取ることはもちろんあるのですが、女性エンジニアが少なく、周りが男性ばかりということがよくあるのですよね。仕事の話はいくらでもできるのですが、やはり女性のキャリアだったり、女性相手の方が話しやすいこともあるので、女性フリーランスとコミュニケーションできるコミュニティを探していました。

――実際入ってみてどうですか?どんなふうにホクレアを活用されていますか?

よくクルーメンバーのブログを見ています。フリーランスだと他の人が働いている姿を見る機会がないのですが、ブログを見ると皆さんの活動の様子が想像できてモチベーションが上がりますね。

――わかります。頑張ろうってなりますよね!ホクレアでやってみたいことはありますか?

体調不良で最終的に退職したというのもあり、メンタルヘルスには興味があります。クルーメンバーのプロフィール見ていると、同じようにメンタルヘルスに興味があったり、その分野で起業に向けて動いている方もいらっしゃるので、コラボというか一緒に何かしたり、考えたりできるといいなと思っています。

――そうやって話が進んでミホコさんがWebアプリ作るプロジェクトができたら面白そうですね!ありがとうございました!


外勤営業からエンジニアも大きな方向転換ですが、エンジニアとしての実績なしでフリーランスになるのはすごく勇気が必要だったのではないかと想像します。仕事をしながらも空いた時間は新しい技術の勉強に充てたりなど、見習いたい働き方ですね!

仕事にワクワクを求めるミホコさんのように、ホクレアは自分らしい働き方を求めて起業やフリーランスになったクルーメンバーが多くいます。結婚や出産などライフイベントによって柔軟に働き方を変えたいという方、すでに自分らしく事業を進めている方もウェルカムです♪

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