女性経営者・女性フリーランスのオンラインコミュニティ「ホクレア」は、クルーメンバーをXスペースに迎えて、仕事のこと、働き方のことをお聞きするイベントを定期開催しています。
ホクレア公式Xアカウント



今月のクルーインタビューは、映像プロデューサー・ディレクターのAzusaさんにご登場いただきました。仕事のほかにもライフワークと呼べるものを見つけたAzusaさん。独立に至ったきっかけから、今後の野望までをたっぷり伺いました。
(聞き手:コミュニティマネージャー Yurikaさん)

AzusaMizutani.jpg 13.12 KB
水谷あずさ
映像プロデューサー・ディレクター。放送コンテンツのオンエアプロモーション、企業PRWEB動画制作、海外放送コンテンツの日本ローカライズ業務など。
Sony Pictures Television Japanを経て独立、2017年にひとり法人化(アーチ合同会社)。


激務の映像業界で、将来の子育てを考えた早めの独立


ーー今のお仕事と、これまでの経歴について教えてください。

映像のプロデュースとディレクションをしています。主に、エンターテイメント作品や企業イベント関連のPR映像を制作しています。

私のキャリアのスタートは、ブランディング映像制作でした。いわゆるテレビ番組のような映像制作というよりは、ブランド性や世界観を補強するという観点から映像制作に取り組んできました。日頃、「その対象の価値観を一番正しく、美しく見せるには」ということを考えながら映像制作をしています。

ーーそして、2017年に個人事業主から一人法人化して「アーチ合同会社」を設立されたのですね。
なぜ、「アーチ」という名前にされたのですか?


アーチは画数が良かったんです。それと私、子どもの頃「あーちゃん」って呼ばれていたんですよ。それに、「アーチ」って潰れないようなイメージがありませんか?石で作った橋のように、「簡単には潰れないぞ」という願いも込めてつけました。

ーー会社員から独立を選んだきっかけは何ですか?

独立する前は、大手の外資系放送企業に在籍していました。環境的には恵まれていたのですが、決まった時間に出社して、といった会社員としての働き方に違和感を感じていました。独立して自分でやっていく方が、自分の能力をより発揮できるのかなと思ったんです。

それから、映像業界はすごく激務なんですよ。当時は今から20年前なので、今よりもっと激務でした。そんな中で、将来的に子育てをどうしようかと考えたときに、周りに両立させている人がほとんど見当たらなかったので、早めに独立しておこうと決断しました。

好奇心が満たされる!さまざまな人との出会いが自分の力に


ーー本当に大変なお仕事なのですね。そんな中でAzusaさんが一番楽しいとき、やりがいを感じるのはどんなときですか?

いろいろな場所に撮影に行く機会があるので、演者さんや裏方さんを問わず、いろんな人に会って、面白いお話が聞けるところが一番楽しみですね。私は好奇心がすごく強いので、それが自分の力にもなっています。

舞台や映画、伝統芸能などのエンターテインメント作品が多いので、俳優さんにインタビューする機会も楽しみです。映像制作の中では、全体的なパッケージ感といいますか、グラフィックや色などのデザイン性も含めて「このブランディングには何が最適か」を考えるのがすごく好きですね。

ーー映像ディレクターのお仕事って、すごく幅広いですね。

そうですね。プロジェクトの大きさによっては、予算管理や全体の進行などのプロデュースも自分でやる時もあります。私は基本的にはディレクションがメインで、カメラや画角の指定だったり、テロップの処理だったり、いわゆる演出方面を担当することが多いです。

プロジェクトによっては撮影がない場合もあるのですが、それでもやはりその世界観や色、フォントなど、そういったものも含めて、全部を一つのものにするという作業がすごく楽しいですね。

ーー深いですね。映像ディレクターの仕事の印象が変わりました。
Azusaさんは、落ち込んだときにどうやって乗り越えているのでしょうか?


親しい友人とおしゃべりするのが一番ですね。お酒は2、3年前に辞めてしまったのですが、飲まなくても、会って話すだけで本当に元気になります。やはり友人は大切ですね。

実際にはあまり話さない方で、聞いている方が多いのですが(笑)。それでも発散できます。友人とくだらない話をしているときが、一番幸せを感じます。

ーーお仕事以外で、夢中になっていることはありますか?

仕事みたいな話になってしまうのですが、動画生成AIを使っていろいろ試しています。絵を描いたりするような感覚で、プロンプト(指示)を打ち込んで作るのですが、いろいろ試していくととんでもない動画ができたりして、すごく楽しいです。あっという間に時間が過ぎます。

本も好きなのですが、文章を書くのは得意ではないんです。ですが、言葉で表現できない部分も、映像だったら一目瞭然で伝えられますよね。だから、映像で表現することが好きなのだと思います。

「一人で全部やらなきゃ」を卒業できたのは、ホクレアがあってこそ


ーーAzusaさんがホクレアに乗船してくださったのは、2024年の1月からですね。乗船してみてどうですか?

すごく刺激になっています!ホクレアの前身のリズムーンのときから、リナさんがコミュニティを主催されているのは知っていました。「きっと素敵なコミュニティなんだろうな」ってずっと思ってたのですが、その頃は余裕がなくて挑戦できなかったんです。でも、いずれきっと参加するんだろうなとは思っていましたね。

乗船したきっかけは、去年の秋、リナさんが企画している「Deathフェス※」のカウントダウンイベントに参加したことです。そこで久しぶりにリナさんにお会いして、ホクレアのことを思い出して、年が変わるタイミングで参加しようと思いました。

※    「Deathフェス」とは、ホクレア代表の小野が共同代表をつとめる一般社団法人デスフェスが主催する、「生と死のウェルビーイング」のためのイベントです。2024年に第1回として、4月14日(よい死の日)を中心に、渋谷ヒカリエ 8/で開催されました。

ーーDeathフェスがきっかけだったのですね!
ところでAzusaさんは、映像制作以外の新しいビジネスを立ち上げたそうですね。そちらもきっかけになったのでは?


それもきっかけですね。今、保育園で英語の先生をしています。もともと英語や異文化がすごく好きなんです。上智大学を卒業していたこともあり、若い頃はかなり英語に自信がありました。でも、外資系の企業に入って、帰国子女の方がたくさんいる環境に入ったら、周りと比べて自分のレベルが下がったように感じてしまったんです。

それからの30代は本当にコンプレックスが強くて、英語に対する挫折感がいっぱいでした。そういう経験があったので、子どもたちにも「自分の良さを活かして話したらいいんだよ」と英語の楽しさを伝えていけたらと思い、先生を始めました。

仕事で外資系の人と話すことが多いのですが、本当にシンプルな言葉で伝わるので、そこまで深く考えなくても大丈夫なんです。こんなふうに映像制作の仕事をしていて気づくこともあるので、すごくいい循環になっています。英語の先生は、ライフワークとしてずっと続けていきたいなと思っています。

ーーすごくいい循環ですね!Azusaさんは、ホクレアのどんなところが気に入っていますか?

雰囲気が好きで、すごく落ち着きます。それから、Yurikaさんの「SNS発信ワークショップ」が特にいいですね。SNSに苦手意識があったのですが、ワークショップを受けてみて目的が明確にできたので、すごく役立っています。

ホクレアのワークショップは、私がつい後回しにしがちな、苦手な分野にチャレンジするきっかけを与えてくれる場所として活用させてもらっています。

若い頃は、「一人で全部やらなきゃ」と思っていました。でも、独立してからは、周りの人の力や後押しが必要なんだとわかりました。だから、今はホクレアがあってこそ、こうしてできているんだと実感しています。

ーーホクレアを活用していただき嬉しいです!
Azusaさんが今後、仕事やプライベートでやりたいこと、チャレンジしたいことを教えてください。


プライベートでは、保育園の先生として、ピアノが弾けるようになりたいです。仕事では、子どもの未来のためとか、地方創生とか、大義名分があるとすごくやる気になるタイプなので(笑)、そういった社会問題の解決に繋がるような映像を、自分から発信できたらいいなと思っています。



Azusaさん、ありがとうございました!
仕事にもつながるライフワークを見つけて、生き生きと輝いている姿が印象的でした。今後は社会問題の解決に繋がる映像も発信していきたいとのことで、ホクレアも応援しています!

ホクレアでは、ホクレアでは、クライアントワークとは別に自分のビジネスを持っていたり、事業をまさにこれからつくっていこうとしている仲間が乗船しています。20名弱の少人数制のコミュニティーなので、密なコミュニケーションをとれることが特徴です。事業のアイディアがまだない方も大歓迎です!月に2回のメンタリングを開催していますので、今までのキャリアからどんな事業ができそうかアイディアを出し合ったり、先輩クルーから話を聞いたりして進めていくことも可能です。

⭐️次回のメンバー募集開始は2024年6月です!

ホクレアでは、年に4回、入会メンバーを募集しています。
次回、7月の入会については、6月に説明会の予約をスタートする予定です。※入会には、説明会参加が必須となります。
詳細は公式SNSでの発表となりますので、ご興味のある方はぜひフォローをお願いいたします!

⛵コミュニティー情報や入会情報などを知りたい方はこちら!
ホクレア公式サイト

⛵ホクレアの公式X(旧Twitter)スペースでは、クルーメンバーをお迎えして、仕事のこと、働き方のことをお聞きするイベントを定期開催しています。
ホクレア公式X(旧Twitter)アカウント

⛵クルーインタビューを音声で聞きたい方はこちら!
▶︎ホクレアラジオ

⛵「クルー紹介」のバックナンバーはこちら!
▶︎ホクレア クルー紹介