女性経営者・女性フリーランスのオンラインコミュニティ「ホクレア」は、クルーメンバーをTwitterスペースに迎えて、仕事のこと、働き方のことをお聞きするイベントを定期開催しています。


今回は、ホクレアのコミュニティマネージャー Yurikaさんが登場!
東欧のジョージアで暮らしながら、自分の事業のほかに業務委託案件など、複数の収入軸を持ちながら活動されています。元々は会社員だったYurikaさんが、海外ノマドになったいきさつ、今の働き方について伺いました。
(聞き手:ナビゲーター オノリナさん)



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Yurikaさん
ホクレア コミュニティーマネージャー

東欧ジョージア在住。会社員を経て、現在はフリーランスとしてコーチングや企業人事、コミュマネをしながら海外ノマド生活満喫中。


「海外で生活したい!」 一度はあきらめた夢を叶えるまで

――今のお仕事について教えてください。

今は5つの仕事を掛け持ちしています。1つは自分の事業で、海外移住になかなか踏み出せない女性向けのコーチング。ほか4つは受託の仕事で、ホクレアのコミュニティマネージャー、上場企業の採用、SNS講師、あとは、ジョージアで開催されているノマドニアという海外ノマド体験プログラムの運営をやっています。

――5個ってすごいですね。
今回は、「海外で複業するってどんな感じ?」というテーマなので、どのように複業を始めたかというところもお聞きしたいのですが、まずは、海外ノマドになったきっかけ、海外に暮らしたいと思ったきっかけを教えてください。


幼い頃、友だち家族が毎年夏休みに海外旅行に行っているのを見て、漠然と海外に憧れがありました。それがもう少し具体的になったのは、高校一年生のとき、短期留学のプログラムでオーストラリアのアデレードに2ヶ月行ったときですね。携帯など持たずに地図を使うようなアナログ生活が、冒険をしているみたいですごく楽しくて。あとは、多様な人種だったり、考え方の違いだったりが、16歳の私にとってはとても刺激的でした。「外の世界ってなんて楽しいのだろう」と思ったのを覚えています。それが海外で暮らしたいと思った最初のきっかけです。

――海外で暮らしたいという思いはその頃からずっと持っていたのですね。最初に勤めた会社ではどんなことをしていたのですか?

新卒で入ったのはリクルートの広告代理店でした。営業職だったので、飛び込み営業とか、一日200件のテレアポなんかもこなしていましたね。でも、3年たたないで辞めました。

営業は嫌いではなかったのですが、求人広告を売ったら終わり、というところにやりがいが感じられず、広告を売った先の、その求人広告でどんな人が採用できたのか、というところまで携わりたいという思いがあり、より自分の介在価値を感じられる人材紹介に転職しました。

転職先では、40代50代の管理職や役員クラスの方々の転職支援ということで、転職希望者の面談、紹介先企業の開拓が主な業務でした。私は転職のプロですが、面談するのは人生の先輩にあたるような方々なので、必死に勉強していましたね。

ですが、そこの会社も3年半ほどで退職することになります。




――そうなんですね。きっかけはなんだったんですか?


昨年6月の人事異動で、大きなクライアントを追加で担当することになり、今までと同じように仕事が回らなくなりました。時間に追われて仕事をする状態を3週間ほど続けたあたりで、ふと、私は何のために仕事しているのだろう?と悩みの期間に突入してしまったのです。

その期間は、見失ったものを取り戻すために、自分がいま「嫌だと思うこと」「やりたいこと」を、毎日のように紙に書き出していました。毎日続けていると、いつも同じような結果にたどり着くんです。「この会社にいるのがあまり好きじゃない」とか、「もっと自分の力でお金を稼いでみたい」とか、「海外で暮らしてみたい」っていうところに。
それを2周3周したぐらいで、「幼い頃から海外に行きたいのにそれを叶えていない自分にイライラしているんだ。」と気付き、海外に行くためにはどうすればいいのかを調べ始めました。

そんなときに、ジョージアでノマドの体験プログラムを開催しているノマドニアというものがあるとTwitterで知り、そのプログラムに参加する決意を固めました。そこからは、9月末で退職してフリーランスになって、と全てがスムーズに進みました。

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会社員時代のYurikaさん

――10何年前、私がフリーランスになったときは、情報が全くなくてとても苦労したのですが、Yurikaさんはどうでしたか?フリーランスになることに、不安はありませんでしたか?

正直、最初は自分にできる見込みはなかったのですが、ノマド体験プログラムへの入金も済んで退職もしたので、もうやるしかない!という状態でした。集客のために8月頭から毎日ブログを書いていたら、8月末に初めてお客さんができたんです。

そのときに、「会社じゃなくても商品を販売することができる」「真面目に続ければこれを仕事にして生活できる」と確信を持つことができました。

――1ヶ月もしないで、お客様ができるとはすごいですね!
フリーランスになったらコーチングをしようと前もって決めていたのですか?


いえ、決めていなかったので、何をビジネスにするかを決めるところから始めました。
50万ぐらい自己投資して、インターネットで自分のビジネスを売る方法をコンサルタントに教えてもらいました。そこで、自分の強みを生かした商材を見つけるために、できることを振り返るところから始めたんです。コーチングサービスについてではなく、その振り返りの内容をブログに掲載していました。

当時はまだ会社員だったので、ブログを書くために、毎朝始業前にカフェに入り浸っていました。始業が9時半だったので朝7時にはカフェに行って、9時までに一記事書くという生活を、退職するまでの2ヶ月間続けていました。なぜあんなに頑張れたかわかりませんが、もう生き残るにはそれしかないと信じていました。

そのほかの時間にも何か思いついたらメモ帳に書き留めて、ネタが思い浮かばないときには「今日は高校生のときのことでも書こうか」という感じで作業していましたね。

――そうして導き出されたのがコーチングだったと。
そこからコーチングの仕事を増やしつつ、企業の業務委託も始めたのですか?

いえ、当時は会社を辞めるイコール起業だと思っていたので、業務委託という働き方の選択肢があることを知りませんでした。フリーランスになって半年ほどは、コーチングの仕事と、ノマドニアの運営のみでしたね。

ノマドニアの参加者や講師の方々と知り合って、起業だけでなく、業務委託もあるし、海外在住フルリモートの会社員もいるし、苦労して1から自分の事業を作らなくても働けるじゃない!と、そのとき初めて知ったのです。

ちょうどその頃、『笑ってコラえて!』に出演したので、TwitterのDMやLINEで働き方についての質問や相談を受けることがたびたびありました。そのたびに「会社員以外にも働ける方法はあるんだよ!」とか「もっと自分らしい働き方を貪欲に求めてもいいんじゃない?」と教えてあげたいと思ったのですが、自分が経験していないことの良し悪しを伝えても説得力に欠けると思い、まずは自分でやってみよう!と考えました。このような経緯で今の業務委託の仕事を始めました。
 
――おもしろいです。複数の収入源があった方が安定するだろうとか、そういう理由ではなかったのですね。


海外にいながら日本企業と仕事をするポイントとは

――日本とジョージアは時差が5時間ありますが、仕事上、不便を感じることはありますか?

時間の調整が難しそうと心配していたのですが大丈夫でした。

ジョージア時間の7時から仕事をしているので、ミーティングは日本時間の12時以降に設定すれば支障ないです。テキストで済むものはテキストでやりとりして、お互いに時間を気にせずにチャットをするという約束も決めています。

ただ、やっぱりテキストのコミュニケーションだと、ニュアンスというか、相手の温度感がわからず戸惑うこともありました。あとは、初めて業務に取り掛かるときに出てきた不明点や質問事項を、明確にテキストに落とすのが難しいと感じました。

――確かに文字だけだと冷たく感じてしまうこともありますね。

リモートで仕事をするときは、時差よりもこういう部分に気を遣っています。絵文字をいっぱい使ったり、心の声を括弧に入れたりしています。
 

人生のターニングポイント、ノマドニアについて

――Yurikaさんの人生を変えたノマドニアについても少し教えてください。いろんなスキルを1ヶ月間で学ぶのですよね。一番印象に残っている学びは何ですか?

印象に残っているのは、マーケティングですね。前述のコンサルタントに教わったことのうち、マーケティングと認識せず、インターネットで物を売るために必要な知識として習得していたことが多くありました。ノマドニアで改めてマーケティングを学んだときに、「あ、これってあのことか!」と答え合わせしている感覚でした。

あとは、ライティングではわかりやすい文章を書くための法則、インフルエンサーの授業では強みを上手に発信する方法、ペルソナの設定方法や情報発信方法も興味深かったです。

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 ノマドニアのメンバーと

夢は自分の事業で社会貢献をすること

――最後に、今後Yurikaさんがチャレンジしてみたいことを教えていただけますか?

直近では、先ほども話したように、いろんな働き方を知ったので、今販売しているコーチング商品をバージョンアップするつもりです。

もっとチャレンジングなことでは、社会に役立つことがしたいという夢があります。せっかく日本から遠く離れた土地にきているので、ここで得られる何かでビジネスをして、1人が生きられるぐらいの雇用を生み出したいと考えています。実際に何をするかというのはまだ見えていないのですが、自分の働きが誰かの幸せに繋がればいいなと思っています。

あとは、私の実体験からですが、海外移住という夢がありながら、大学を出て企業で長く働き続けるのが良いことと信じ込んでいたので、その風潮に閉塞感があったんですよ。それに囚われて人生を謳歌できていなかったという後悔があるので、同じ状態にいる人を少しでも減らしたい、これから大人になる子どもたちも、そういうしがらみの中で大きくなるのではなく、もっと大きい価値観の中で生きることができるように、何か貢献できるような活動ができたらと強く思っています。

――素敵ですね。ということは、これからも海外ベースですね。

そうですね。最近は海外でも焼酎が手に入るので、日本に帰らなくても良くなってきたので海外ベースでいきたいなと思っています。

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Yurikaさん、ありがとうございました!
夢を叶えると思い立ってからの行動力、素晴らしいですね。
昨年の今頃はまだ日本で会社員をしていたとは、なんだか不思議な感じです。

ホクレアは、複数の収入軸を持ちながら、自分らしい働き方を探求する女性経営者、フリーランスのコミュニティーです。さまざまな職種のクルーメンバーがいるので、キャリアに迷ったり、事業の方向性にモヤモヤしてきたら、メンバーに相談したり、ブログを読んだり書いたりしているうちに、見失っていたものが見えてくることがあるかもしれません。先駆者のトークイベントも開催しているので、自分らしい働き方・生き方を見つける機会がたくさんありますよ♪

海外在住メンバーもいるので、時間を気にせず自分の生活リズムに合わせて活動できるのもいいところです。

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